感染症の海外ニュースと解説
水遊び感染症(Water Recreational Ilness:SWI)米国CDC
2023/03/17


​1. 水遊び感染症(Water Recreational Ilness:SWI)米国CDC

2. 幼児を水遊びさせる時の注意事項
3. レジオネラ症(legionellosis)

4. 急増が予想されるクリプトスポリジウム症(Cryptosporidium parvum) 
5. 急増が予想されるジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)
(Giardia intestinalisまたはGiardia lamblia) 

6. 腸管出血性大腸菌:0-157(オーイチゴーナナ:*EHEC)

 

                                                                       プーケット(タイランド)
1. 水遊び感染症(Water Recreational Ilness:SWI)米国CDC
プールも大浴場も湖も感染症の危険が一杯なことをご存知でしょうか
綺麗に見える水も、水を媒体とする寄生虫、ウィルス、細菌などの
微生物が天文学的数字で共生しています。
ヨーグルトの宣伝にもありますが、腸内細菌が兆単位の数字で生息しているのと同じ。
人類には起源以来、体中で無数の微生物が共生して、
遺伝子や細胞のルーツとなっていますが、数滴の海水にも天文学的数字の
微生物が含有されて共生しています。
微生物のルーツを学べば命の根源を学べます。
合成の医薬物や合成サプリメントで、自然界のバランスを崩すことが、
いかに体調を悪くする愚な行為かを知るでしょう。

海水や湖、池などはクリプトスポリジウム、ジアルジアの他、腸炎ビブリオ菌、
人食いバクテリアとも言われるビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus)、
セレウス菌、マンソン住血吸虫、ビルハルツ住血吸虫、日本住血吸虫など危険が一杯です。

傷のある素足で水浴することは絶対に避けたいものです。
住血吸虫の感染者は世界に2億人はいるといわれます。
温浴施設にはレジオネラ菌等に感染する危険性もあります。
ジアルジア虫は牧畜など家畜や山野の動物を経由して、湧き水、泉など
自然水にも多数存在します。

水遊び感染症は人畜共通感染症です。
動物とともに水遊びする人がいますが、感染症に無防備な行為といえるでしょう。
また混雑するプールやスパで水を口に含んでしまう人も見かけます。
渓流や湧き水を飲用することも危険です。
0-157は牧場や家畜飼育場の周辺地域の野菜が危険といわれていますが、
その他にも家畜はサルモネラ菌、ウェルシュ菌、カンピロバクター菌など
様々な感染症を媒介します。

0-157や細菌性赤痢はおなじみの細菌ですが、寄生虫(原虫)であるクリプトスポリジウム症、
ジアルジア症は最近まで、日本での感染が散発的でした。
​水系感染例も知られていなかったために,
話題となることも少なく、実態調査もわずかでした。
クリプトスポリジウム症、ジアルジア症、0-157は代表的な人畜(獣)共通感染症ですから、
ペットや動物との濃密接触や混浴によっても感染します。
水や動物が媒介する病原性微生物は、幼児、老人や免疫力の低下している人々などが感染すると
重篤な症状になり、死にいたる場合も少なくありません。
 

(厚生労働省)
日本では厚生労働省の水質基準をクリヤーしている水施設のみを利用すること。
厚生労働省では水質について、大腸菌、レジオネラ菌、
発癌物質のトリハロメタン濃度(塩素濃度が高すぎると危険性が増します)、
水素イオン濃度(水が酸化していると殺菌作用が落ちる危険性がある)、
等など、幾つもの基準を設けて、細かな指針が出されています。

ペットや動物との濃密接触や混浴は避けること。寄生虫のトキソプラズマ、エキノコックスの
危険性もあります。
衛生状態が悪いと思われるところでは、生ものは摂食しない。十分な加熱食品が安全です。
最近はリステリア菌、エルシニア菌感染なども多くなりました。

2. 幼児を水遊びさせる時の注意事項
米国(CDC)では水遊びをする人々に6つのPleaseと題する注意を呼びかけています。
 
a.下痢をしている人、オムツの取れない幼児は水施設に入らないこと。
  水を媒介してばら撒かれた微生物は他人に伝染します。
b. 水遊び施設の水は飲みこまないこと。口に含むことも危険です。
c. トイレの後やオムツ換えの後は石鹸で手を洗ってください。
 この行為は他人を感染から予防します。
d. 子供たちが「行きたい」といわずとも、頻繁にトイレに連れて行きましょう。
  水の中での粗相は病原体を撒き散らします。
e. オムツ換えはプールサイドでしてはいけません。
  サイド表面に微生物が付着して蔓延します。
f. 子供や幼児のおしりは良く洗ってから水遊びをさせましょう。
  病原性微生物蔓延は、便に最も危険性があります。
 
3. レジオネラ症(legionellosis)
レジオネラ症(legionellosis)はレジオネラ属菌による肺細胞侵入型の細菌感染症。
老人、子供など免疫力の低い層が感染しやすい。

通常はシャワー、ミストサウナなど噴霧による感染。
レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)菌が一番多く、
劇症型肺炎と一過性のポンティアック熱の二つが代表的な症状。

レジオネラ症のネーミング由来は在郷軍人集団(legionnaire)。
1976年にペンシルベニア州フィラデルフィアで在郷軍人集団の感染が
最初に発見されました。
ポンティアック熱のネーミング由来は地域名。
1968年にミシガン州ポンティアック(Pontiac)で集団感染が発見されました。

日本で2000年から2012年まで12年間に報告があった温泉、入浴施設での
レジオネラ症発症例は合計約4,000例。
集団感染は静岡県、宮崎県の温泉、埼玉県の温泉と入浴施設、
神奈川県のスポーツ施設、岐阜県のホテルの著名例合計が122例。
死者は12名。
統計は国立感染症センターが把握できた数に限られます。
レジオネラ症は同定していないケース、診療を受けていないケース、
軽症などが特徴的な感染症ですから、実態は、はるかに多いでしょう。
統計がシビアになった2015年ごろより感染者の届け出数は
急増しており、2018年からは毎年2,000人(死者は5-60人)を
超えているようです。
 
4. 急増が予想されるクリプトスポリジウム症(Cryptosporidium parvum) 
クリプトスポリジウム症は胞子虫類のコクシジウム目に属する寄生性原虫で、
人に感染するのは腸管に寄生する小型種の
パルバム(Cryptosporidium parvum)(オーシストの大きさが小さい)ですが、
胃に寄生する大型種(Cryptosporidium muris)(オーシストが大きい)もあります。
HIVエイズ等、免疫不全患者は大型種に感染する場合があります。

クリプトスポリジウム原虫の宿主は牛、犬、猫などで、哺乳動物の
消化管内で増殖します。
便等で伝染し、外部ではオーシスト(発育環境,生活環境における虫体の一つの形)の
形態となり、比較的長時間生存します。激しい水様下痢のほかに吐き気、むかつき、
食欲減退等々の諸症状があります。

1976年に動物の寄生虫症としてアメリカで初めて報告されましたが、
人間への感染が話題となったのは1980年代です。
1993年4月に米国のミルウォキー州で起きた例では約40万人が
感染したといわれ、1995年までの約2年間で100人以上の
死者が出ました。
日本では1994年8月から9月にかけて平塚市の雑居ビルで461名、
1996年6月初旬には埼玉県越生町において、8,705名の感染者が報告されました。
越生町のケースが住民の約7割に相当したため、厚生省では、
この後、急遽クリプトスポリジウム暫定対策指針を出しています。
 
5. 急増が予想されるジアルジア症
(ランブル鞭毛虫症)(Giardia intestinalisまたはGiardia lamblia) 
ジアルジア症は世界中に分布しており、特に発展途上国への
海外旅行中の下痢で、最も多い原因といわれます。
クリプトスポリジウム同様、哺乳類の動物の腸の中に寄生します。
便により感染が拡がります。

ジアルジア虫(Giardia intestinalis)は人や動物の体外でも
長期にわたって生き延びることができます。
潜伏期間は1-2週間くらい。水様便、吐き気や嘔吐。
寄生虫は慢性的に住み着くことがあり、長期にわたって症状が
続くことがあります。
また感染しても何の症状も見られない人もいます。

米国では年間に約250万人のジアルジア症の患者が発生しているとも
言われます。
日本の感染症発生動向調査においては、平成11年4月の
感染症予防法施行以来、平成13年6月15日現在までの
ジアルジア患者発生報告数は総計209人ですが、多数の報告漏れが
あるようですから、実数の把握はまだ出来ていません。
ジアルジア虫の検出は、先進国では2-5%、発展途上国では20-30%です。
クリプトスポリジウム症には特効薬がないそうですが、
ジアルジア症はTinidazole とMetronidazole が有効といわれています。
前者はファイザー製薬のファシジン(Fasigyn)、
後者には塩野義製薬のフラジール(Flagyl)があります。
 
6. 腸管出血性大腸菌:0-157(オーイチゴーナナ:*EHEC)
国立感染症研究所NESID)の集計によると、2015年には
*EHEC感染症患者(有症者)が2,336例, 無症状病原体保有者が1,229例,
(患者発生時の積極的疫学調査や調理従事者等の定期検便などで発見される)
合計3,565例が報告されました。
病原大腸菌類は種類が多く、旅行者が下急激な下痢をする程度の
一般的な腸管毒素原性大腸菌から命にかかわる腸管出血性大腸菌の
0-157(オーイチゴーナナ)まで色々あります。
大分類では腸管の粘膜に接着する細菌とヴェロ毒素の
産生細菌(VTEC:Verotoxin-producing Escherichia coli)に
分けられていますが、0-157はヴェロ毒素の産生細菌で出血性下痢をおこします。
ヴェロ毒素の産生細菌(VTEC)は長期に渡る腎障害(HUS)を
もたらす危険な細菌グループです
*腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic Escherichia coli :EHEC)

しらす・さぶろう

初 版:  2007年5月「プールも大浴場も湖も感染症の危険がいっぱい」
改訂版:  2016年3月
改訂版:  2017年5月
改訂版:  2023年3月


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