癌(がん)と発癌物質のニュースと解説
アスベストによる健康被害:アスベストの種類とその危険性
2013/10/17
アスベスト(Asbestos)を使用した、断熱材、防火材、床材、塗装材などの
製造過程、施工過程において、200人近くの肺がんによる死亡者が発生していたことが、
2005年に大手製造会社のニチアスやクボタから公表され、物議をかもしました。
日本では米国でアスベストの被害訴訟が多数に上った90年代においても、
製造が続けられていました。

ケベック州(カナダ)のアスベスト採石場.
米国、欧州が輸入禁止後も日本が輸入していた.


1.アスベスト(Asbestos)とは
2.アスベストの種類
3.アスベストの有害性と禁止令
4.公表が遅れているアスベストの有害性
5.身近に使用されているアスベスト
6.リビー鉱山(モンタナ)バーミキュライト
7.農芸家、園芸家が注意したいバーミキュライトの取り扱い法
8.倒産が続出した米国のアスベスト関連大手建材会社

1.アスベスト(Asbestos)とは
アスベストはマグネシウムと酸化ケイ素で成る板状、鎖状の微細な結晶で、
種類は何種類かありますが、いずれも空気と共に肺に吸入されると、
鋭いガラス状の結晶が細胞膜に突き刺さります。
これによって引き起こされる肺がんなどは遅行性で、死亡するまでに
数十年かかることもあるために、その有害性が軽視されてきました。
また、アスベスト同様の建材として使用される鉱石の
バーミキュライト(Vermiculite)は土壌改良剤にも使用されますが、
米国などでは、バーミキュライトに含有するアスベストの危険性が指摘されており、
農芸家、園芸家に警告が出されています。

2.アスベストの種類
アスベストは、天然に産する超塩基性火成岩の蛇紋岩系(Serpentine)および
角閃石(角せん石)系(Amphibole)の繊維状鉱物(fibrous silicate minerals)の総称。
髪の毛の5000分の1といわれる、極細結晶で、蛇紋石系の結晶は
積層状、板状、角閃石系の結晶は鎖状。
日本では石綿とも呼ばれます。オーストラリア、南アフリカ、ロシア、
カナダ、米国、中国が主要産地です。

蛇紋岩系(Serpentine)
a. クリソタイル(白石綿・温石綿)(chrysotile)Mg3Si2O5(OH)4 (white asbestos).
米国ではアスベストの90-95%を占める。
クリノクリソタイル(Clinochrysotile)と呼ぶこともあります。単結晶
b. アンチゴライト(Antigorite)(Mg,Fe)3Si2O5(OH)4、単結晶。
c. リザダイト( Lizardite)Mg3Si2O5(OH)4、3と5面の結晶体
d. パラクリソタイル(Parachrysotile) (Mg,Fe)3Si2O5(OH)4、斜方晶系(orthorhombic)
e. オルソクリソタイル(Orthochrysotile) Mg3Si2O5(OH)4;、斜方晶系(orthorhombic)

角閃石系(Amphibole)
a. アモサイト(茶石綿)(amosite)南アフリカ産が中心。
b. クロシドライト(青石綿)(crocidolite) (blue asbestos)。高温耐熱性に優れている。
c. トレモライト)(tremolite)
d. アントフィラント(anthophyllite)
e. アクチノライト(Actinolite)
一般的な角閃石の組成はCa2(Fe,Mg)5Si8O22(OH)2.


3.アスベストの有害性と禁止令
日本では遅ればせながら、2003年になり、外国で禁止基準となっている
アスベスト含有1%以上の建材10種類が禁止(労働安全衛生法)となりましたが、
アスベストの主力品種であるクリソタイル (chrysotile)、バーミキュライトの
販売、輸入は、現在も自由です。
90年代から2000年ごろの米国では、アスベストの被害訴訟が相次ぎ、
ビル建築の大手建材会社が、敗訴などにより多数倒産しています。
アスベストの吸引は胸膜、腹膜、心膜の中皮がん(mesothelioma)の
原因といわれています。
肺がんなどアスベストを起因とするものは石綿肺と呼ぶこともあります。
アスベストの研究は多数ありますが、発病過程の決め手となる研究は
多くはありません。
ただし製造工場で発生した肺ガンの疫学的な実例は多々あります。
カルシノーゲン(発癌物質)としては、すでに認知されて、
米国の被害訴訟では、製造者が敗訴しています。

4.公表が遅れているアスベストの有害性
アスベストの有害性は、20年前頃より、海外情報によって、日本の行政当局や
関係者の間では広く知られ始めていました。
過去には、水俣の水銀、ミドリ十字のエイズ血液、エイズ硬膜、BSE汚染なども、
行政の企業寄り対応が話題となりましたが、このアスベストも同様に
消費者への対応は10年以上遅れています。
「疑わしきは公表せず」「推定無罪」ということが、立場上にあるのでしょう。
 
5.身近に使用されているアスベスト
アスベストやバーミキュライト(バミクライト)は、セメント、
石膏(plaster, gypsum)などと混合されて、身近なものでは
屋根材、断熱材、鉄骨防火、床材、壁塗料材、セメント板、サイディング、
ブレーキパッドなどに大量に使用されてきました。
現在でも古い建物には大量に残存し、健康を害する原因となっています。
特に取り壊し時に発生する有害塵芥が大規模に拡散して問題となります。
また、ひるいし(蛭石)と呼ばれる、農芸、園芸用土壌改良混入物質の
バーミキュライト(Vermiculite)は安価であり、過湿防止の土壌改良剤として
2005年現在では広く普及しており、建築用アスベストより身近です。
 
6.リビー鉱山(モンタナ)のバーミキュライト
米国モンタナ州のリビー(Libby)で産出するバーミキュライト(Vermiculite)は
世界の70%をまかなう独占的産物でした。
鉱山は1913年に発見され、工業製品は防火セメントのゾノライト(Zonolite)として
世界的に著名な建材となりました。
リビー鉱山は1963年には客船のグレースライン、珪素関係の化学会社、建材会社を運営する
南米系のコングロマリット、グレース社(W. R. Grace & Co. Inc)が買収し、最大、日産50万トンの
バーミキュライトを産出しましたが、アスベスト有害論が活発となり、被害訴訟が相次ぐ中、
1990年に閉山となりました。
現在では南アフリカのバラボラ鉱山(PALABORA)がバーミキュライトの生産を続けて、
世界一といわれます。
90年代よりアスベスト訴訟などで、多くの大手建材会社が倒産した後もグレース社は健在です。
 
7.農芸家、園芸家が注意したいバーミキュライトの取り扱い法
  • バーミキュライトの混合などは、屋外か排気が十分な部屋で作業する。
  • バーミキュライトを湿らせてから作業する
  • バーミキュライトを使用した作業の後は、衣服の付着を十分に除く。
  • 出来るだけ農芸用の既成混合土壌を使用する
  • ピート(peat)おがくず、パーライト、バークなど。代替品を使用する。
 
8.倒産が続出した米国のアスベスト関連大手建材会社
米国では80年代から90年代にかけて、アスベストと肺がんの因果関係が問題となり、
被害訴訟が急増しました。
1989年7月には, EPAが大部分のアスベスト含有製品を禁止しましたが、被害訴訟の敗訴、
生産中止、代替材料変換による損害は膨大なものになり、経営圧迫による倒産が相次ぎました。
80年代前半には石膏関連建材最大手のジョン・マンビル(Johns Manville)
、1990年代にはイーグル・ピッチャー(Eagle-Pitcher)、セロテックス(Celotex )、
2000年にはバブコック・ウィルコックス(Babcock & Wilcox)、
ピッツバーク・コーニング(Pittsburgh Corning)、オーエンス・コーニング( Owens Corning)、
アームストロング・ホールディングス(Armstrong Holdings)、
001年にはガフ(GAF)、など内外装建材の超有名会社が続々倒産しました。

初版:2005年7月
改訂版:2013年10月
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