
"野菜の味・香り・栄養素"は
畑の土質を肥沃に改善しすぎると、
かえって低下するそうです。
植物には、それぞれ原産地があり、
例えば「トマト」は南米アンデスの荒地の産ですし、
「ホウレンソウ」はペルシャの半砂漠化した大地の産です。
ところが欧米や日本などの先進国型農業では、
科学的に促成と量産を志向する傍ら、
化学的農法で栄養も水もたっぷり与え、
虫害や雑草、冷害などから徹底して保護するといった
最も過保護な環境で栽培する為、本来の味や風味を欠き、
栄養素を減衰させてしまっているようです。
甘やかされ、与えられるのに慣れきってしまった野菜は、
自ら土中の栄養素を必死で吸い上げようとする能力や、
水を求めて根を伸ばす努力を忘れ、
次第に力のない植物と変じてしまったのだそうです。
なにやら、昨今の日本における「過保護な子育て」や
「ゆとり教育」の結果、
自立心とハングリー精神を欠き、
忍耐力や順応力が不足した世代の増加と
そっくりな事態のようでもあります。
この抜本的対策としては、
化学肥料や消毒薬剤のみを使用しないだけの、
単なるオーガニック栽培ではなく、
「スパルタ農法・別称緑健農法」と呼ばれる方式が
必至とされるようです。
各野菜の原生地の環境を再現することがコツだそうで、
例えば有機肥料を通常栽培の一割まで絞り、
水に至っては3%にまで極減させるなどにより、
フルーツのように甘く、ビタミンC含有率20倍のトマトや、
「えぐみ」の成分である蓚酸を半分に減らし、
生でも美味かつ栄養豊富なホウレンソウが
食べられるようになるのです。
野菜も人も、甘やかされず、根性を鍛えられた方が良さそうです。
"ブロッコリーもカリフラワー"も
キャベツの仲間(アブラナ科)でどちらも、
小さな「ツボミ」の集合体を食料にしますが
栄養価を比べると、
ブロッコリーの方が主要な栄養素において優っており、
蛋白質2倍、カルシウム2倍、鉄分3倍、
ビタミンA(カリフラワーゼロ、ブロッコリー400IU),
B1,B2,Cで夫々1.5~3倍です。
"パセリ"は単なる添え物ではありません。ビタミンCと鉄分は、
全野菜中のトップ、Aは2位、B類やカルシウムも
5位以内と超優良野菜です。
しかも古代ギリシャやローマで食中毒の予防薬にされた由、
その香気成分で害虫がつかないので家庭菜園向きだし、
腸内のバクテリヤの繁殖を押さえ、
コレステロールの排出促進効果が高いようです。
"セロリ"はあの揮発性の香気から古代エジプトの消臭剤でしたが、
整腸、利尿、強壮などの作用があり、
茎二本で一日のビタミンA、Cの必要量が摂れるし、
繊維も豊富なので、実は立派な栄養剤となる優良野菜です。