王壮快のマーケッティング・コラム

関東圏の動物園:上野動物園(恩賜上野動物園)

〒110-8711 東京都台東区上野公園9-83
TEL:03-3828-5171
明治時代の初期1882年開園。

文化の香りが高い都心の上野は交通の要所です。
上野動物園は各地からの鉄道交通の便が非常に良い、日本を代表する動物園です。
上野公園全体が寛永寺であった頃の藤堂高虎邸跡に立地し、東照宮五重塔(寛永寺五重塔)が敷地内にあります。
動物園の面積は14ヘクタールあり、日本では数少ない総合動物園として、512種、2881点の飼育展示があります。資金と手間のかかる哺乳類を128種類そろえていますが、おそらく日本一でしょう。種類の多さを競うのはナンセンスですが、上野は不必要に種類を多くしている印象はありません。
世界的に貴重なパンダが目玉でしたが、最近では一匹のみになりました。他の哺乳類で特筆すべき種類はスマトラトラの雌雄2頭、インドライオンの4頭、ニシローランドゴリラの6頭でしょう。象はインド、アフリカの両種をそろえていますが、学術的解説が詳しく、流石という感じです。印象的な動物にはドールがあげられます。
獣舎は継続して改築を続けていますから、昔風の頑丈な檻を主体の展示は少なくなりました。ただし、安全性を優先しているからでしょうか、他に較べれば、動物を観難い施設が多い印象です。2006年に新しくなった熊の総合展示施設(くまたちの丘)も期待したほどではありませんでした。

2006 年4月に新築された、くまたちの丘。ヒグマ、ツキノワグマ、マレークマの赤ちゃんが展示されています。ライオンやゴリラの獣舎と同じコンセプトですが、かなり観難いのが難点です。

「かばの原形、コビトカバ」貴重な動物です。

「ヘビクイワシ」希少な種類ではありませんが、見ていて飽きない鳥です。


フラットな地形ですが、14ヘクタールの面積は弱者には広すぎます。
園内移動手段として西園と東園を繋ぐモノレールがありますが、半世紀近く以前(1957年始業)のコンセプトですから、弱者用の移動手段というより、娯楽用でしょう。体力のない方には夏季がきついかもしれません。

[参考]移動手段として一般的な園内交通トロッコ:マレーシア国立動物園


[園内移動をカバーできる車両が欲しいものです]娯楽主体の西園と東園を繋ぐモノレール


4点.独創性(アイデンティティー)。数少ない総合動物園
5点.コンテンツの迫力。(動物の種類、見せ方。ボリューム感。目玉の動物の有無)
3点.見易さ. (鑑賞導線の良否。動物との距離。目線の床高、動物の配置)
5点.学術性(自然科学的探求、その解説、説明文の充実。希少動物の保護飼育など)
3点.娯楽性(エンタテインメント性)(全体企画の娯楽性)
3点.定例的な企画の有無と質。
5点.環境(癒し、デートなど)上野公園を含めれば非常に優れている。
5点.対象年齢層カヴァー率 (幼児、小中学生。一般(18-40歳くらい)。中高年。カップル)
3点.高齢者、身障者対応設備(エレベーター、スロープなど車椅子、高齢者、ベビーカー対応の良否。ベンチなど休憩設備。説明文位置。文字の大きさ。音声。)
3点.デザイン性と施設の質(サイン、内装、収容設備)(建築、造園)
3点.メンテナンスの良否
5点.立地(車)
5点.立地(電車)
4点.駐車場の利便性、料金の妥当性。専用はありませんが、公園用の駐車場が沢山あります。
5点.休憩所、コーヒーショップ、レストランの充実。上野公園全体に沢山の施設があります。
3点.従業員の顧客対応
4点.事務所の顧客対応(電話、メール、学芸員の対応)
3点.諸制度の顧客志向度(開館時間、閉館時間、送迎バス、説明員設置など)
5点.公共施設、準公共施設としての貢献度(学術研究家、学校、身障者、高齢者割引などの有無)身障者無料。65歳以上300円
5点.お値打ち度。(入場料のコスト・パフォーマンス)入場料600円。

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合計: 81点
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