王壮快のマーケッティング・コラム

関東圏の水族館:さいたま水族館(羽生水郷公園)

埼玉県羽生市三田ヶ谷宝蔵寺751-1 048-565-1010
1983.10開場

アクセスが非常に悪く、タクシーが東武羽生駅より2,900円、
バスは一日2本というような不便な場所ですが、
日本で唯一の天然記念物ムジナモが繁殖する水郷公園は水と樹木が素晴らしい景観です。

公園敷地内に建てられた水族館は、素晴らしい公園の陰に隠れた存在となっています。

従業員も「ここは水族館とはいえない」というスタンスですが、決して公園の付け足しのようなものではありません。
死魚が浮いていたり、照明が切れていたり、水槽が曇っていたりと、
20年以上経ているためかメンテナンスが悪く、荒れた感じもありますが、内容には興味深いものがあります。

利根川水系で見られる魚が中心ですから、展示種類は120種くらい、
希少小型魚のムサシトヨミを除いては特別珍しいものは展示されていませんが、
金魚、ヤゴ(トンボの幼虫)、ドジョウ、ゲンゴロウなど身近な魚や昆虫を集めています。
このような展示は他の水族館ではあまり例がありません。
またペットや河川フィッシングで人気の高い、
大型淡水魚のアオウオ、ハクレン(レンギョ)、コクレン(レンギョ)、ソウギョの展示は
アロワナ、ピラルクーなど熱帯系の展示が多い中で、独自性があります。

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羽生水郷公園

一般的過ぎるためか、他の水族館ではあまり展示されていませんが、
ヤゴ、ゲンゴロウなどと同様、都会人には観る機会が少ない大型魚でしょう。

利根川水系で自然繁殖するコイ科のアオウオは人工繁殖が難しいようですが、
それに成功した水族館は少ないそうです。技術力の高さが推察できます。
昨年(2005年6月1日)から今年にかけての外来生物法で、
多数の外来生物が飼育制限されましたが、その解説が詳細です。
展示もオオグチバス、コグチバス、チャネルキャットフィッシュ、
ブルーギル、ケツギョ、キャットフィッシュ(アメリカナマズ)、
ミシシッピーアカミミガメ(ミドリガメの親)、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)、
カミツキガメなど問題の生物を網羅しています。

展示やサインのプロフェッショナルを導入して、改良して欲しい水族館です。

4点.独創性(アイデンティティー)
3点.コンテンツの迫力。(動物の種類、見せ方。ボリューム感。目玉の動物の有無)
3点.見易さ. (鑑賞導線の良否。通路、広場など空間の余裕。水槽の床高、配置)
4点.学術性(自然科学的探求、その解説、説明文の充実。特殊動物の種類など)
2点.娯楽性(エンタテインメント性)(全体企画の娯楽性。動物の芸など、ショーの内容)
3点.定例的な企画の有無と質。
5点.環境(癒し、デートなど)
4点.対象年齢層カヴァー率 (幼児、小中学生。一般(18-40歳くらい)。中高年。カップル)
2点.高齢者、身障者対応設備(エレベーター、スロープなど車椅子、高齢者、ベビーカー対応の良否。ベンチなど休憩設備。説明文位置。文字の大きさ。音声。)
2点.デザイン性と施設の質(サイン、内装、水槽等設備)(建築、造園)
1点.メンテナンスの良否
3点.立地(車)
1点.立地(電車)
4点.駐車場の利便性、料金の妥当性。
2点.休憩所、コーヒーショップ、レストランの充実。
3点.従業員の顧客対応
3点.事務所の顧客対応(電話、メール、学芸員の対応)
2点.諸制度の顧客志向度(開館時間、閉館時間、送迎バス、説明員設置など)
5点.公共施設、準公共施設としての貢献度
   (学術研究家、学校、身障者、高齢者割引などの有無)身障者無料。埼玉県営    65歳以上無料
5点.お値打ち度。(入場料のコスト・パフォーマンス)入場料310円

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合計 61点
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アルビノ(色素の抜けた固体)のソウギョとアオウオ


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