マダム・マリー・セシルのフランス便り

水疱瘡の予防接種

普段は大食漢のマプッペが、
今週はやや食欲減退気味なうえ2回ほど少々ですが嘔吐があった為、
念のため小児科に土曜の予約をとりました。
しかし前日の金曜日には食欲も元に戻っていたので
行く必要がなかったのですが、聞きたいこともあり、ちょうどいいタイミングだったので
スイミングの後に行くことに。

聞きたかったことというのは、水疱瘡の予防接種のこと。

うちの娘はこの歳(もうすぐ1歳2ヶ月)までに
受けておく義務の予防接種は殆ど済ませてきましたが、
マプッペとひと月違いのお友達のお嬢さんが先日水疱瘡の摂取を受けられたと聞き、
そういえばうちの先生はこれについては何も言ってこないなと思っていたのです。

それもそのはず?!これによりますと、
フランスで水疱瘡のワクチンが認可されたのは2003年、
上陸したのは2004年の9月からと最近の話だったのです。
Doctissimoの水疱瘡予防接種についての記事
そして2006年末の今でも、国としてはまだ水疱瘡になっていない大人にしか
ワクチンの接種を推奨していないとのこと。
よって子供の接種は現時点では社会保険対象外※になっています。
因みに水疱瘡ワクチンの一つであるVarivaxは42,03ユーロ(2004年情報)
(※マリーセシルさんより2007年2月3日に訂正がありました。
「2006年3月よりフランスでの水疱瘡の予防接種は社会保険から60パーセントの払い戻しが受けられるのだそう。既に薬局でも確認済みです。」)

でも上のサイトによりますと、
フランスで年間3000人ほどの子供達がこの病気によって入院するほど症状を悪化させているそうです。
その中には死に至るケースもあるとか。私も小さい時にかかっていますが、
感染力の高い病気ですし、小さいうちは症状が軽く済むと思っていてばかりもいられない気がしてきました。

小児科医に聞いたら「ではやりますか」とあっさり。
社会保険対象外ということで希望者にしか打っていなかったのだそうです。
アメリカでは1996年から、1歳から1歳半の子を対象にこの予防接種が義務付けられています。
その結果、それまでは年間100人あまりもの死者をこの病気関連で出していたのに、
義務付けるようになった以降2002年時点ではわずか7人に抑えられたとか。

フランスでもこの結果を重要視し、子供達にも義務化にするような声もあがっているようですが・・・
日本では任意接種だと聞いています。でもやはり1歳過ぎた頃に接種を考える親御さんが多いようです。もし感染しても、ワクチンを打っておけば症状が軽く済むので安心ですからね。
ヨーロッパでは2002年にシシリー島、2004年にドイツがアメリカに倣って
1歳以降の乳児への接種を義務づけています。
というわけで、うちもいつ感染するか分からないので次の義務健診(1歳4ヶ月)の時に受けることにしました。


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以上、マリセシルさんからの手紙でした。
ここで、ワクチン接種の義務化についてちょっと考えました。
「ワクチンの義務化」ということで記憶に新しいのがMMRワクチンの事故です。
1989年から義務接種で行われた三種混合ワクチン(はしか、風疹、おたふくかぜ)は、約千七百人の子供がワクチンによる合併症(主に無菌性髄膜炎発症)を発症しています。
このMMRワクチンの使用は以後中止となりました。現在はそれぞれ三種のワクチンが別々にあり、おたふく風邪については任意接種となっています。
ワクチンには微量ですが保存量としての水銀や、鶏の卵白(卵アレルギーの人には向かない)、アルミニウムの化合物などが含まれているので急性アレルギーを起こす可能性があります。
現行のワクチンでは、義務化は難しいでしょうね。現在は、すべての予防接種は義務化されておらず「責務=できるだけ接種をするように」という法に改正されています。だから親の判断に委ねられています。私個人の意見としては、金属、卵アレルギーのパッチテストを毎回必ず受けさせてもらい、その反応によって、いま接種するかどうか、また、続けて何種類も接種しないで、一定の時間を置いて接種するかなどを相談すると良いと思います。(岡本)



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