INDEX--------------------------------
- MSMとは?
- MSM発見の起源
- MSMの開発と商業用途生産
- MSMの使い方
- MSMの摂取量
今週はほとんどの人に馴染みのなかったMSMについてどこよりも早く解説!!
2001年6月に薬事法、食品衛生法で販売が規制されていたMSMが食品として販売を許可されました。
その後MSMは商品も出回り、今一番ホットな話題です。
飲むも由、患部に摺込むも由の優れものを紹介、腰痛・関節痛に悩む方へ、朗報です!!
MSMとは?
MSMは有機硫黄の一種であるMethyl Sulfonyl Methane(メチルスルホニルメタン)の略語です。
MSMは、34%が硫黄成分の真っ白な結晶で、臭いもありません。動植物の体内組織に必ず見られる物質であり人間にも必須の成分ですが調理をすることによって大部分が失われますので、食品経由では不足気味の人がほとんどといわれます。
MSMのサプリメントは米国で開発され、関節障害、腰痛、肩背痛、筋肉痛に悩む人々に使用されています。
特に米国ではプロやそのレベルのアスリート達に愛用されて、 爆発的に人気が出てきました。
MSM発見の起源
またMSMの前駆体であるDMSO(後述)は競走馬のマッサージ用物質として使用されています。
『サルファーサイクル』という言葉があります。
海中のプランクトンが放出した硫黄は大気中に蒸発して漂い、雨となって大地や川から海に戻ります。
太古から繰り返されている自然のサイクルです。
サルファーサイクルによって放出された硫黄物質は、動植物の体内組織構成物として吸収されます。
大地では動植物の体内組織構成物として吸収され、重要な役割を果たしていますが、近年になって、人間にとって重要なこの物質を木材に含有される成分を利用して補助するようになりました。
MSMの開発と商業用途生産
MSMをサプリメント目的に生産を始めたのは最近のことで、1989年頃からです。
もともとMSMは、製紙工場の副産物として生まれました。
製紙は木のチップを硫酸処理し、圧縮して行われますが、廃棄物として生まれる液体は、木の細胞間に存在するリグニン(Lignin)が混入して、DMSO(ジメチルスルホキシド)と呼ばれています
DMSOを加熱処理すると酸素が2分化され、『DMSO2』という状態になり、このDMSO2が、MSMと呼ばれる硫黄物質です。DMSOは純白ですが、
にんにく様の臭 いのある液体です。
DMSOを初めて商業用途に使ったのは米国西海岸オレゴン州のCrown Zellerback社で、1953年には、商業用溶剤として副産物の開発がされていました。
その後1955年に人体に有用な物質として健康や美容目的の研究を始めたのが Crown Zellerback製紙会社研究所の化学者であったRobert Herschler氏です。
1975年には商業用産物としてのMSMの研究成果が見えてきました。
しかしながらこの草創期には Robert Herschler以外にも臨床治験に多大な貢献のあった医学博士がいました。
オレ ゴン健康科学大学外科(OHSU.)において組織移植の研究をしていたドクターStanley Jacobです。
1960年頃からDr. Stanley Jacobは多くの治験を経験してMSMの有効性、適正摂取量、安全性の確認に努めました。
現在はRobert Herschler事務所が関連特許の大部分を所持しています。
MSMの使い方
MSMは関節障害、腰痛、肩背痛、筋肉痛の対応に用いられています。
これまでの研究ではたんぱく質成分であるグルコサミン、コンドロイチンのように関節内液や軟骨を造成することは確認されていません。
造成作用を助ける働きはあるかもしれませんが、主として痛みと炎症の対応に使用されます。
他にもMSMは抗酸化作用、免疫力強化、補酵素の役割、インシュリン生成、炭水化物の代謝等にも重要な役割をするという研究が数多くあるようですが、現在のところ公式には(FDAなど)認知はされていません。医薬品として認めているのは、全米で二つの州です。MSMはDMSOと較べ、吸収スピードに多少の相違は認められるものの、スポーツ関連への効果が期待できます。(DMSOは健康食品としては認められていませんから個人購入、自己責任購入が原則です)MSM、DMSOは米国で数多くのアスリートに使用されて、その即効性が評価されています。
米国の研究者は関節障害、腰痛、肩背痛、筋肉痛に悩む人にMSM風呂を薦めています。
標準的なバスタブにはカップ二杯のMSMパウダーを混入して、二十分以上の長湯をします。
誤って目や口に入っても問題はないそうですので、子供でも安全といいます(未確認ですから故意になさらないでください)。
ただし、コストや手間などを考えると、MSM含有のサプリメントの摂取が、無難と思われます。
MSMの摂取量
MSMがサプリメント市場に紹介されたのは比較的最近ですが、多くの臨床治験によって、その安全性が確認されています。
多くの人は必要量が不足しているといいます。
しかしながら歴史が浅いということを加味してその使用法には充分注意することが必要です。米国では標準的なカプセルは250mg~500mgです。ただし標準摂取量は500mg-5,000mg と幅があります。
特に重度の疾患に対する治験では20g(20,000mg)使用の例も多いようですから、かなりの量が必要かもしれません。
いずれにしても、自己判断で検討しながら少しずつ量を増やすべきです。