健康ひろば(旧・健康と食品の解説)
にんにく博士:第一話 フランスのニンニク産業と大蒜(にんにく)祭り
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これは2006年に王壮快コラムで書かれた記事の転載です.
- フランスとニンニク(大蒜)
フランスではにんにくはAil(アュ、アイュ、アイユ)と呼ばれており、玉葱類に次ぐ人気食材です。調味料ばかりでなく、食材として活用する料理文化はスペインと共に世界をリードしています。
にんにく(大蒜)は古くから栽培され、ガリア(ガロ)・ローマン(Gallo- Romaine)時代からの栽培記録があるようです。
にんにくは唐辛子、とうもろこし、豆類と異なり新大陸の発見により諸国に広められたものでありません。原種といわれるAllium longicusは、中央アジアやヨーロッパ南部で4000年の栽培の歴史があるといわれ、研究者によればヒポクラテスが紀元前430年に記述した記録があります。
1996年のフランスの栽培農家は15,000軒前後、6,000ヘクタールの畑で、年間46,000トンくらいの生産量がありました。この頃を国内生産量のピークとして、スペインやアルゼンチンからの輸入が増加し、その後は漸減しつつあるようです。
フランスの生産量は中国の150分の1、韓国の10分の1で、世界のランクから見ればベスト10にも入りませんが、全土で料理やソースのアイェ(aillee)、アイオリ(aioli)、ブイヤベース
に欠かせないルイユ(rouille )などで愛用されており、ニンニクスープも南西部のLe tourinなど各地に多様にあります。
フランス人の一人当たり年間消費量は、10キロ/年を消費する韓国には及びませんが、日本人の3倍は消費しています。(日本の生産量は約11,400トン/2004年)

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