〜石木時代〜
石木時代よもやま話:石の巻第三話:フランス・ブルゴーニュのワインとストーン街道(前編)
2008年11月27日 10:19(no.2008112722)
1.ルーブルとオルセー美術館のライムストーン(石灰岩)
フランスのブルゴーニュ地方(レジオン)には素晴らしいライムストーン(カルシュウム岩)があります。
柔らかな素材感を持つヒルガオ・ピンク(bindweed)やトウプ(トープ)・ベージュ(taupe-beige)と呼ばれるリネン色のライムストーンはフランスらしい素朴な美しさを持つ逸品。この石材はパリから車か列車で1時間から2時間南下したブルゴーニュ地方で産出します。
ブルゴーニュのライムストーンは中世から採石されて、教会、修道院の建造に使用されてきました。近年はドゴール空港の新装(1974年)、オペラ座の移転先(l'Opéra Bastille)(1989年)などの様々な場所に施工されてきましたが、この石材が世界に注目されたのはオルセー美術館(Musée d’Orsay)の新装(1986年)とルーブル美術館(Musée du Louvre)(1989年)の改修でした。建築とデザインが展示されている美術品に勝るとも劣らない高い評価を得たからです。

(写真)ルーブル美術館ピラミッド外観

