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世界の健康ニュース解説

覚せい剤・ドーピング関連の記事INDEX


    マイケル・ジャクソンさんの急死で浮かび上がった米国の薬物汚染。
    周辺の人は薬物原因説を否定しますが、デメロール、プロポフォールなど劇物的な医薬品の常習者であったことは広く知られています。
    今回の事件は米国の薬物汚染の根幹が人種問題でもあることを再認識させました。
    著名になればなるほど強くなるストレス。想像を絶する世界です。
    ドラッグといわれる覚せい剤や鎮痛剤は神経系統ばかりでなく肝臓、腎臓を激しく傷めます。
    筋肉増強ホルモンなどは内分泌機能(ホルモンなど)も損ねます。
    激しい競争に明け暮れるプロの世界では短命を覚悟でリスクを冒すのでしょう。



    【覚せい剤・ドーピング関連の記事INDEX 】


    全米を震撼させたTHGドーピングの背景(3)(付録)2007/10/11改訂


    全米を震撼させたTHGドーピングの背景(2)2007/10/11改訂

    全米を震撼させたTHGドーピングの背景(1)2007/10/11改訂

    米国を蝕む覚醒剤MDMA(通称:エクスタシー)の恐怖 2005/02/26

    サルビアは覚醒剤?サルビア(セージ、コレウス)のインドール・アルカロイド 2004/12/09

    抗ヒスタミン睡眠導入薬(塩酸ジフェンヒドラミン)とベンゾジアゼピン系誘導体の相違2003/11/18

    バルコ社社長ビクター・コンティとTHGドーピング事件の背景 2003/11/05

    パリ世界陸上で話題となった新興奮剤モダフィニルとは 2003/09/02

    テトラハイドロゲストリノン(Tetrahydrogestrinone)(THG)とは

    デザイナー・ステロイド(Designer steroid)のTHGとは

    アナボリック・ステロイド(蛋白同化ステロイド)の種類



    2009年は麻薬、覚せい剤問題が多発した年でした。
    [What's new on 1/12]
    4度のホームランキングで著名なマーク・マグワイア(Mark Mcgwire)(46歳:元アスレティックス)が蛋白同化ステロイド(アナボリックステロイド)を永年使用していたことを告白。2001年に引退したが、2007年のミッチェル・レポートで多くのスポーツ選手と共に疑惑の渦中にいた。疑惑の灰色選手たちはどうなのか。
    下記に全米スポーツ界を揺るがしたドーピング事件(2003年)の詳細があります。
    テトラハイドロゲストリノン(THG)が事件のアナボリック・ステロイドです。



    [What's new on 8/19] 米国政府がアヘン撲滅の大作戦開始
    米国上院外国関係委員会8月の報告によれば米国国防省は麻薬に関係する50人のタリバン系アフガニスタン人を生死にかかわらず捕らえるよう手配。
    米国軍事司令官が議会に説明したところによれば、リストは今回の50人を含めて367人分あり、逮捕はテロ集団のタリバン(Taliban)の財政を、永らく支えている麻薬の流れを断ち切る主要戦略。タリバンに流入する麻薬関係上納金は総生産量の3割近い7千万ドルといわれる。

    この時期に生死に関わらず逮捕するとの強い姿勢には、アヘン取引がここ数年で数十倍、栽培面積はすでに20万ヘクタールと急増している背景がある。
    アフガニスタンは世界の9割を超えるヘロイン、アヘンの生産、輸出基地。
    国内にも20万人を超える常習中毒者がいるという。
    極度の貧困ゆえに麻薬栽培農家が増加し、ある村(Sarab)では数年前に一家族ほどだった阿片中毒が、老人から子供まで拡がり、いまでは1,850人の住民の半数を占めるとも言われている。

    麻薬はイスラムの教義に反する行為。政権担当当時は禁止したアルカイダ(Al Qaeda)も、
    近年は反政府活動の重要な資金源としているという。
    また昨年(2008年)の金融バブル崩壊で損失をこうむった悪徳資本家が、手っ取り早い金儲けとしているために、数十倍もの取引量増加に繋がったとの見方もある。
    アルカイダ・グループのヘロイン精製に日本が無水酢酸を供給しているとのうわさもあり、事実、この春には無水酢酸を輸出しようとしたアフガニスタン人が日本で逮捕されている。


    アフガニスタンのケシ(芥子)最大栽培地は南部のヘルマンド州。これに最近急増しているといわれるのがパキスタン国境沿い、タリバン(Taliban)が潜むアルカイダ(Al Qaeda)支配地域のナンガルハール州。この地域は密輸や栽培に対してパキスタン政府の協力が無いことが問題とされている。このほかの主要産地は中国、タジキスタン側のバダクシャーン州(Badakshan province)。
    アフガニスタンは政府が掌握する土地は3割程度、その他は部族の首長たちやタリバン(Taliban)が支配しており、栽培禁止地域もあるようです。



    [What's new on 8/4]
    押尾学、高相祐一、酒井法子容疑者が麻薬取締法違反で逮捕。六本木ヒルズでの変死体発見、MDMA(メチレンジオキシメタンフェタミン)、通称:エクスタシーが脚光を浴びています。ベルギー、オランダなどが主産地だったMDMA。マーケットはアジア、アフリカが主要ターゲットになってきたようです。添加されるパラメトキサンフェタミンなどで強くなる毒性。危機感を募らせた米国、EUの取締りが厳しくなったからです。最近では伝統的なマフィアばかりでなく、アジア、アフリカ、ロシア、中東の新興犯罪グループが重要な資金源としています。神経系、肝臓、腎臓など内臓系に深刻なダメージを与えるMDMA。つかの間の快楽を求める若い人は、パーキンソン病などで廃人に向かって一直線です。



    [What's new on 7/10]
    マイケル・ジャクソンの死因は未だに公表されませんが、亡くなる4-5日前から不眠症が重度になり、医療関係者に連絡をとっていたと報道されています。覚醒系の薬品のためか中枢神経を痛めていたようで、アヘン類似のデメロールばかりでなく、全身麻酔に使用するプロポフォール(propofol)を注射していたとの説もあります。
    これはアストラ・ゼネカがディプリバン(Diprivan)の商品名で販売しているもので、比較的安全といわれるために覚醒剤として使用されることが多い医薬品です。年間4億ドル(約400億円)近い売上があるそうですが、医療関係者が麻酔ミルク(milk of amnesia)と呼んで悪用、濫用(abuse)することが話題となっています。

    麻酔薬のプロポフォール(propofol)などに進行したマイケル・ジャクソン。当初は救急隊が「虚弱な老人と間違えた」といわれるほどの衰弱。ドラッグは破滅と同義語です。



    [What's new on 6/26]
    米国ではマイケル・ジャクソンがペチジン(デメロールなど)を服用(注射?)直後、心拍停止(cardiac arrest)の昏睡状態となり死亡したことで、改めて麻薬、ドラッグの怖さを認識した人が多いようです。陶酔を求めたのか、皮膚がんの鎮痛か、わかりませんが、デメロールはモルヒネに近い構造を持ち、合成アヘンとも呼ばれる鎮痛剤。アルコールが加わると呼吸困難な状態になることが知られています。マイケル・ジャクソンは7種類もの鎮痛、精神神経安定系医薬品を常用。この中にはアルプラゾラム(ザナックスなど)、塩酸セルトラリン(ゾロフトなど)等、セロトニンを操作する薬剤が含まれているようです。日本でも代行などで違法輸入品がありますが、このような医薬品は麻薬及び向精神薬取締法の対象です。