世界の健康ニュース解説
米国を蝕む覚醒剤MDMA(通称:エクスタシー)の恐怖
2005年02月26日 15:45(no.2005022614)
- 急増する世界のMDMA汚染
昨年ごろから、日本では覚醒剤のMDMA(メチレンジオキシメタンフェタミン 通称:エクスタシー 以下MDMA)の輸入密売が急増しています。
昨年(2004年)は前年度比200%を超える約41万錠が押収されましたが、今年の2月11日に埼玉県で摘発されたケースは史上最大の規模で約29万錠、末端価格で11億円強ともいわれています。覚醒剤のMDMA汚染は若年層を中心に世界中で急増しており、健康への新たな脅威となりました。特に米国社会の汚染は深刻です。
国際警察(Interpol)のMDMA押収データは新しいものが入手できませんが、1999年の世界レベルの押収量は2200万錠といわれており、これは前年の約4倍増となります。このうち米国での押収量が半分以上を占めます。1999年のヨーロッパ全体の押収量は141万錠で、これも前年(1998年)の約3倍増です。欧米ともに2000年以降も増加傾向は収まっていません。
MDMAは「麻薬への移行」、「経済的理由で重大犯罪を実行する」、などが主な害悪とされて、ヘロイン、コカインなどの麻薬に較べ、体に害になると思わない使用者が多いようですが、MDMAの本当の怖さは神経障害から始まる肉体の損傷です。

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