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カバの赤い汗からヒポスドリック酸:細菌防止効果?
2004年06月23日 13:43(no.2004062340)
- カバに汗腺は無い、この分泌物は汗ではなく、汗様の分泌物。
- この物質は防水のためのもの。
- 分泌色素は乾燥すると茶色になる。これはカバの体温上昇防止の皮膚用色素である。したがって人間が塗布をすれば、皮膚が変色する。
- カバは暑くなれば水に入るから、紫外線を防止する必要がない。
カバの赤い汗から新物質のヒポスドリック酸を分離紫外線カット(UVカット)、
細菌防止に効果?

抗細菌作用実験は赤い色素を使い、緑膿菌 (Pseudomonas aeruginosa)、クレブシェラ肺炎の原因細菌(Klebsiella pneumonia)に対して行われましたが、顕著な効果を示したそうです(実験室内)。
研究チームは二つの色素をヒポスドリック酸(hipposudoric acid)とノルヒポスドリック酸(norhipposudoric acid)と名付けました。
これまでも植物からは、紫外線をカットする物質は種々得られているようですが、日焼け防止剤の開発には繋がっていません。
最大の難点は、物質が非常に不安定であることです。
今回得られた物質も実験室では非常に不安定だそうですが、動物園のカバの赤い分泌物は、5分から、数時間は体表にとどまるといわれますので、安定化の研究余地はありそうです。
動物研究者や動物園関係者の論点は色々ありますが
などなどですが、実験室段階とはいえ、哺乳類の動物性物質であり、実験効果はあるようですから、注目すべき研究であるといえます。

コビトカバ(リベリアカバ)英名:Pygmy hippopotamus
学名:Choeropsis liberiensis

コビトカバとは?
コビトカバは、カバの原種といわれ陸上を主に生活しています。現在のカバはコビトカバが進化して体重が増えたため、脚が支えられなくなり、水中で生活するようになったといわれます。注目すべきは体色です。コビトカバは限りなく黒に近い濃褐色ですが、水中で生活する現在のカバはご覧の通り退色しています。体色と紫外線防御の関係を示唆しています

カバ英名:Hippopotamus学名:Hippopotamus amphibius バンコック動物園

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