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アデノウィルス、ヘテロウィルスなどを原因とする結膜炎
(花粉症とウィルス性結膜炎)治療が困難な
アデノウィルス、ヘテロウィルスなどを原因とする結膜炎
花粉症の治療に訪れた眼科で、ウィルス性の結膜炎(Viral Conjunctivitis)に感染するケースが珍しくありません。花粉症とは根本的に異なる疾病ですが、花粉症が発症していると、当初はなかなか差別が出来ません。
花粉症治療に使用されるオルガトロン、フルメトロンなどステロイド系の目薬(HP0401:2003年1月24日ニュース)はウィルス性の結膜炎を悪化させる要因ともなりますので、早期発見による区別が重要です。
ウィルス性の結膜炎(Viral Conjunctivitis)は潜伏期間が1週間くらいあり、重度の結膜充血と目やにが大量に排出されますので、花粉症治療の通院後このような症状がでたら要注意です。
ウィルス性の結膜炎の原因ウィルスは昨年プールで流行したプール熱のアデノウィルス類(Adenovirus 、Adeno-associated Virus, AAV)(2003年7月16日ニュース)を筆頭にヘテロウィルス類(hetero-structure virus, 風疹などの原因ウィルス)など10種類以上検出されています。一度感染すると免疫が出来ますが、当然のことながら、ウィルスや血清型が異なる場合は免疫が出来ません。アデノウィルス、ヘテロウィルスは種類も多く、血清型や種株が多様に変化していますから厄介です。
ウィルスは細胞内で増殖するため、抗生物質は効果がありませんので、ウィルス性の結膜炎は体内の免疫力を強化して、その力でウィルスを排除する方法しかありません。
ウィルス性の結膜炎の対処には、キノロン系抗生物質のレボフラキサシン5mg溶液/ml(クラビットCravitなど)、ヒアルロン酸ナトリュウム1mg溶液/mlなどが用いられますが、レボフラキサシンは細菌などの二次感染予防、ヒアルロン酸は角結膜上皮修復作用を期待する治療であり、ウィルスを退治することは出来ません。
ウィルス性の結膜炎は回復に1ヶ月以上かかる場合がありますから、院内感染には充分な予防策が必要です。

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