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世界の健康ニュース解説

食の安全対策には優先順位が必要です

    遺伝子組み換え食品GMOは全てに表示があるわけではありません。醤油や油の大豆はほとんどが遺伝子組み換えですが表示されていません。
    大豆、とうもろこし、ジャガイモについては組み替え種が5%以上入っていない加工品は表示の必要がありません。加工食品で判別がむつかしい商品は遺伝子不分別という表示になります。


    遺伝子組み換え農産食品の生産国
    アメリカ3900万ha、(世界生産全量の約66%)、アルゼンチン1350万ha, カナダ350万ha,中国210万ha、(ISAAA調べ)などが主要生産国です.
    ヨーロッパ各国の生産量は非常に少なく、日本ではほとんど生産していません。


    遺伝子組み換え農産食品の全世界作付面積
    大豆(3650万62%)、とうもろこし(1240万ha)、わた(680万ha)、菜種(300万ha)


    遺伝子組み換え食品GMOを安全性とする論者の根拠
    害虫の消化管はアルカリ性ですから、組み換え食品のBtタンパク質(バチルスチューリンゲンシス)は害虫の消化管のみで活性化し、受容体に吸収されて、消化管を破壊します。人間など哺乳類、鳥類の胃は酸性ですから、Btは活性化せず、その腸には、Btの受容体もありませんから、影響なく排泄されます(厚生労働省の解説)。

    スターリンクとうもろこし、パパイヤ55−1、ニューリーフYジャガイモは安全検査が終了していないため、平成13年4月から厚生労働省のモニタリング検査の対象になっています。15年3月までの2年間で3422件の検査をしましたが4件の陽性が認められています。
    厚生労働省では、対象食品の組み込み遺伝子、ベクター、新しい蛋白質、栄養素などを調査して、既存の食品と比較し、異常な変化などが無いかどうかを調べていますが、対象食品のアレルギー抗原に関する検査もしています。

    国際的な安全性評価基準は2000年から2003年までにコーデックス委員会において作られていますが、日本はこの委員会において、中心的な役割を果たしている先進国と言えるようです。

    遺伝子組み換え食品GMOを有害とする論者の根拠

    1. 食物に害を与える動植物を死滅させる因子が人間に無害であるはずがない。
    2. 歴史が浅いため、永い将来の人間への影響が未知である。
    3. 組み換え品種が、花粉などで既存品種に混交する。
    4. 動植物の生態系混乱が予想される。

    等が代表的な危惧ですが、食の安全を考える時にGMOを、優先度の何処に位置づけるかは消費者の判断です。