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世界の健康ニュース解説

苦瓜(にがうり:ゴーヤー)とその健康成分

ゴーヤは南方系の民族などで古くから日常的な野菜。
健康野菜というよりその苦味が病みつきになるようです。

日本でゴーヤ(にがうり)といえば沖縄、九州など一部の地方で愛用されているマイナーな野菜。
苦いために普及が進みませんでしたが、その苦味(ポリフェノール類)が健康に良いことが認識され、近年は全国区になりつつあります。

  1. 世界の苦瓜(にがうり:ゴーヤー)


  2. 苦瓜(にがうり:ゴーヤー)---概要
    にがうり
    学 名Momordica charantia L.INN
    中国・台湾苦瓜
    日本苦瓜 ツルレイシ
    英国Balsam pear, Bitter cucumbar, Carilla fruit, African cucumber, Wild cucumber
    インドインドの各地では色々な言語に基づく多数の呼び名が有りますKarela, Karla, Pavakai
    仏国Margose, Poire de merveille
    スペインBalsaminaバルサミーナ
    原産地東インドまたは熱帯アジアといわれているが、熱帯圏の各地に野生種がある。



    原産地は不明ですが、東インドまたは熱帯アジアといわれることが多い。
    中国人が好んで栽培し、マレーシア、インドネシア、タイランド、ヴェトナムなど
    熱帯圏の各地に広がって野生種類、栽培種類があります。

    日本では多識篇1612年に記載がありますから、慶長(1596〜1615年)以前には存在していたようです。
    九州南部 宮崎、鹿児島、沖縄地方で栽培されています。

    中国では15-16世紀にインド方面から渡来して、栽培されていたといわれます。

    ブラジルには16世紀、ヨーロッパには18世紀ごろには渡来。


    野生種もありますが、栽培が非常に容易で各地に普及しているため、 約40種類は基本種がある。
    食用、薬用に使用されるのは限られますが、植物のことですから産地によって亜種となり、 まったく同じというわけではありません。
    当然のことながら成分の含有量も異なりますが、 ヨーロッパ産、南米産、沖縄、九州産等のデータはほとんどなく、入手できていないため、比較は困難。


    日本名の由来は独特の苦味があることで苦瓜(にがうり:ゴーヤー)と呼ばれています。
    また、果樹のレイシと似ているところからツルレイシとも呼ばれます。
    つる性の一年草(熱帯では多年草)で、果実は品種により大小があり、
    白緑色から黄緑色、濃緑色など様々な色、形状も表面が細くとがったもの、 滑らかで太いもの、多数のコブ状の突起があるものがあります。


    台湾以南では栽培されているものは、突起が少ない中太の系統。
    若い未熟な果実を食用とします。熟して橙黄色になったものは食用にしません。



  3. 苦瓜(にがうり:ゴーヤー)の健康成分



  4. にがうり(ゴーヤー)には
    チャランチンというスチグマステロールから抽出されたステロイド、
    モモルディシン(Momordicin)という配糖体(グリコシド:Glucoside)、
    インスリンに似た蛋白質(Pインスリン、Vインスリン)のようなアルカロイド合成物の含有が認知されています。

  5. 保健生薬としての苦瓜(にがうり:ゴーヤー)
  6. にがうり(ゴーヤー)は古くから 抗糖尿剤、血糖減少剤、抗発熱剤、抗マラリア剤、抗腫瘍(種子)、下剤、駆虫剤 などに利用され、多くの国から愛されてきました。

    中国
    中国では苦瓜は高血糖、糖尿病の医薬品として、健康保険の対象となっているようです。
    研究データ、臨床治験データは豊富です。

    フィリピン
    フィリピン政府が選んだ有用植物トップ10に、にがうり(ゴーヤー)が高血糖用としてリストアップされています。
    中国に次いで研究や臨床治験も多いようです。日本では高血糖対策にフィリピンの伝統生薬のバナバが著名ですが、リストには入っていません。

    インド、スリランカ
    アユルヴェーダ伝承医学では、 糖尿病の人がMomordica charantia(ゴーヤー)とインドで聖なる木と呼ばれるMYROBALAN(アムラ)をミックスしたジュースを毎朝飲むと、
    膵臓腺が刺激されて適切な量のインシュリンが出るようになると伝えています。
    薬用には実の小さい品種が用いられるようです。


    MYROBALAN(アムラ)の木の果実から採れる汁は、肝臓の働きを向上させ、
    咳止めや黄疸、消化不良などの治療薬としても使用されているようです。

    南米 南米ペルーではにがうり近似種がカイグアといわれて糖尿病に用いられているようです。