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世界の健康ニュース解説

アメリカで食用需要爆発!大豆の生産とその用途について

    アメリカで食用需要爆発
    1999年に健康食品管理の厳しいアメリカのFDA(食品医薬品局)が、大豆の心疾患 リスク軽減効果 を認めて以来、急速に消費が拡大し、 2001年のアメリカにおける
    大豆 関連健康食品の売上は, 6.6億ドル(約8250億円)に達しました。このうち20%がサプ リメントです。

    心血管疾病のリスク軽減は公式に認められた効用ですが、有効成分の イソフラボンが 植物性の女性ホルモン様物質(ファイトエストロゲン)の働きをすることから、女性 の更年期対策、若返り、PMSなどにも大きな需要があり 大豆関連製品は現在最も売 れている健康食品です。

    世界の大豆生産
    大豆は中国や日本が主要生産国のように思われがちですが、 日本は需要のほとんどが輸入です。 世界最大の大豆生産国はアメリカ合衆国で、 2000年生産量は75
    38万トンです。ブラジル(3269万トン)、アルゼンチン(2020万トン)、 中国(1540万トン)がこれに続きます。
    日本の生産量は僅かに約18万トンです が、総消費は約500万トンあります。そのうち、380万トンが製油用、100万 トンが食品用(味噌、醤油用を含む)です。

    国産大豆の品種
    日本には50種類以上の大豆品種があります。最大の生産地は北海道です。
    惣菜や煮豆用の高たんぱく含有品種がほとんどで、メジャーな品種は北海道のトヨムスメ、東北のリュウホウ、関東のタチナガハ、北陸のエンレイ、東海、九州のフクユタカ、近畿、四国、中国のタマホマレですが、トヨムスメを除く5品種で、総生産量の5割を占めます。

    国産大豆の用途
    食用大豆の国内需要は約100万トンですが、うち国産の割合は18%です。国産は高品質で美味しい とされていますので枝豆なども含む総菜や煮豆用が85%と大部分を占めて、豆腐類18%、納豆12
    %が続きます。製油、味噌類の大部分は輸入大豆が使用されます。国内の総需要は最近 5年間あまり変化ありませんが、国産大豆は平成5年の10.1万トンから平成11年は
    18.7万トンに急増しています。

    大豆の成分
    米国産大豆は油用が中心のため大豆の脂質含量は22%あります。これに対して国産 大豆は19%です。反対にタンパク質含有量は国産が35%に対して米国産が33%
    です。

    健康食品としての有効成分は、サポニン、レシチン、イソフラボンが著名で す。これら成分の抗酸化作用、善玉コレステロールの増加作用が心血管病に有効とい われ、そのほかにも抗がん作用、記憶力・集中力の増加、骨粗鬆症、更年期障害などがあるといわれています。
    大豆は加工することにより、新たな有効成分を創出しますが、納豆と発酵イソフラボンが著名です。 納豆の有効成分は納豆菌に含有されるナットウキナーゼとビタミンKです。
    ナットウキナーゼは血栓を防止します。抗血栓対策にナットウキナーゼが薬よりすぐれている事は、医薬品に較べて体内滞留が数十倍も長いことです。 醗酵が進んだ古い納豆を生で食べるのが効果あります。

    ビタミンKは、骨にも有効で、キャベツなどに特に多く含有されます。納豆50 gの摂取で所要量の3−5倍が摂れます。
    但し抗凝固剤ワルファリン服用者は注意しなければなりません。
    合成ビタミンKは天然より血栓防止活性が強いといわれます。
    緑茶の主成分であるエピガロカテキンガレートはイソフラボンの作用を阻害するという説があります。